税制優遇のメリットが大きいNISAを活用して株式や投資信託などの金融商品の購入することは、時間的制約があるサラリーマンにとって非常に手軽かつ効果的な資産運用の方法です。投資の知識のない素人が投資を行った場合にどんな結果になるのか、投資知識ゼロで投資をはじめた筆者の1年間の運用実績を①含み損益、②売却損益、③配当金・分配金の3つに分けて公開します。
※期間:2024年1月~2024年12月
※通貨単位はすべて円
①含み損益
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
投資金額(累計) | 105,274 | 155,414 | 305,561 | 2,101,855 | 3,588,725 | 5,723,137 | 8,433,794 | 8,533,804 | 8,523,722 | 8,512,796 | 8,684,212 | 7,687,038 |
評価額※ | 106,631 | 164,132 | 318,803 | 2,128,628 | 3,384,633 | 5,940,959 | 7,650,748 | 7,711,218 | 7,837,462 | 7,777,301 | 8,481,810 | 7,618,445 |
含み損益 | 1,357 | 8,718 | 13,242 | 26,773 | -204,092 | 217,822 | -783,046 | -822,586 | -686,260 | -735,495 | -202,402 | -68,593 |
含み損益率 | 1.29% | 5.61% | 4.33% | 1.27% | -5.69% | 3.81% | -9.28% | -9.64% | -8.05% | -8.64% | -2.33% | -0.89% |
購入した株式や投資信託(以下、保有金融資産とします)の月単位の評価額です。
評価額は、投資月の翌月第1週終了時点の評価額を記載しています。
保有金融資産の売却によって投資金額(累計)が減少している月があります。
②売却損益
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
購入金額 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 530,100 | 874,100 | 0 | 110,100 | 592,000 | 865,000 | 1,589,364 |
売却金額 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 544,200 | 914,750 | 0 | 123,000 | 438,650 | 892,200 | 1,806,894 |
売却益(単月) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 14,100 | 40,650 | 0 | 12,900 | -153,350 | 27,200 | 217,530 |
売却益(累計) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 14,100 | 54,750 | 54,750 | 67,650 | -85,700 | -58,500 | 159,030 |
③配当金・分配金
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
配当金(単月) | 139 | 143 | 194 | 149 | 202 | 9,662 | 109 | 111 | 12,543 | 47,432 | 170 | 16,454 |
配当金(累計) | 139 | 282 | 476 | 625 | 827 | 10,489 | 10,598 | 10,709 | 23,252 | 70,684 | 70,854 | 87,308 |
累計損益合計(①+②+③)
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
1,496 | 9,000 | 13,718 | 27,398 | -203,265 | 242,411 | -717,698 | -757,127 | -595,358 | -750,511 | -190,048 | 177,745 |
投資期間中の筆者の行動
筆者は2024年1月から開始した新NISAを利用した投資信託のつみたて投資のみを初期の段階では行っていました。しかし、ネットで投資に関する情報を収集するようになり、つみたて投資した資産の評価額が上昇したこともあって、預貯金の大半をつかって2024年4月~7月に個別株を購入しました。
しかし、株高の市況で株を購入した結果、2024年8月の市場全体の暴落により資産評価額は大きく減少しました。株価下落の際には、資産の減少を受け入れられず一切の損切りを行うことはできませんでした。また、余剰資金を持たずに個別株を購入してしまったことで、市場が暴落期間中に割安銘柄を購入することもできず、暴落開始から4か月程度は含み損となった資産評価額をただただ眺めるだけの日々が続きました。
2024年12月頃から市場全体で株価が上昇し始めました。また、保有銘柄の中で運よく株価が大きく上昇したものがあったため、一部の資産を売却して利益確定を行いました。そうして投資開始から1年が経過した2024年12月末頃に、売却益や配当金・分配金を含めた累計の損益がようやくプラスに転じました。
まとめ
いかがだったでしょうか。上記が素人が投資を行ったリアルな一例です。1年の半分は資産がマイナスとなり心理的負担が大きい期間が続きました。しかし、大きな反省とそこからの学びを得られた1年でもありました。投資をはじめようと考えている方、投資をはじめて間もない方に少しでも参考になれば幸いです。
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